メース

このスパイスのブランドラインナップ
GABAN
概要

概要

種子のまわりの網目状の赤い皮の部分がメース、ナツメグはその赤い皮の内側の黒い種子を割った中の部分(「仁」)です。ですから当然2つはよく似た香味で、甘い刺激性の香りと、まろやかなほろ苦さをもっています。ただメースのほうが、よりおだやかで上品な風味といえます。ナツメグとメースも古くから西欧で珍重されてきたスパイスで、17世紀初頭から150年間はオランダが独占していましたが、当初この2つが同じ木の実とは知らなかった本国政府が「ナツメグの樹を全部切って代わりに値のはるメースを植えるように」と指示したという、笑い話のようなエピソードも残っています。

メモ

メモ

  • ホールのナツメグは、そのまま使うことはなくその都度おろして使う。専用のナツメググレーターも市販されているが、おろし金やチーズおろしでも代用できる。
植物

植物

ニクズク科の雌雄異株の熱帯性常緑樹。10〜20mの巨木で、1年に約4千個収穫できるが、成長は遅く実をつけ始めるまでに7年くらいかかる。
メースの部分をはぎとって、天日乾燥させ、種子もカラカラと音がするくらいに乾燥させてから割ってナツメグを取り出す。
クローブと同じく、スパイスの宝庫ともいわれるモルッカ諸島原産。

料理

料理

  • ナツメグといえば、まずひき肉、じゃがいもだが、ほかにも肉料理全般、各種野菜料理、卵・乳製品など非常に用途は広い。焼き菓子などの甘いものにもよく合う。
  • メースはその香味のおだやかさを生かして、焼き菓子をはじめ各種デザート類に、また飲みものやスープなどに使われる。
スパイスをもっと楽しむ、役立てる ハウス食品と料理のプロがご紹介 スパイス活用術はこちら!
PAGE TOP