唐辛子・レッドペパー・チリペパー

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概要

概要

英語では“hot”と表現する、口の中がカッと熱くなるような辛さが特徴。しかし辛みだけではなく独特の香味をもち、料理のうまみを増す効果も大といえます。ヨーロッパへの登場は比較的新しいのですが、原産地中南米では9千年も前から栽培されていたともいわれています。現在はペパー以上に世界中で広く利用されているスパイスで、日本でも古くからおなじみです。
唐辛子はチリペパーとも呼ばれ、カイエン(ヌ)ペパー、日本品種の鷹の爪、一味唐辛子や輪切り唐辛子、糸切り唐辛子など様々な製品があります。また、赤く熟した唐辛子はレッドペパーと呼ばれます。

メモ

メモ

  • 口の中が辛くて困ったときは、水よりもヨーグルトや牛乳、アイスクリームが効果的、ぬるいお茶でもよい。
  • 唐辛子は、コロンブスがアメリカ大陸を発見したときに、ヨーロッパに持ち帰り、わずか百年で世界中に普及。インドのカレーもレッドペパーの出現以前はそれほど辛くはなかったという。
  • 唐辛子は雑種ができやすいので、日本でも16世紀に伝来以来、「日本の品種」も多い。赤唐辛子系では、鷹の爪、ハ房(やつぶさ)など。
  • カイエン(ヌ)ペパーの定義には諸説あるが、日本で流通しているものは、赤く辛い微粉唐辛子と考えてよい。
    細かいため、辛みや風味がシャープに感じる特徴がある。また、似た名称でカイエン(ヌ)パウダーがあるが、辛い唐辛子を他の粉と混ぜて粉末にしたもので、由来は南米ギアナのカイエンヌという町で作られていたため、と言われている。
  • 輪切り唐辛子とは唐辛子を輪切りにしたもので、漬物やパスタに使われる。
  • メキシコの代表的なグリーンチリ(青唐辛子)の粉末はハラペーニョペパーと呼ばれる。ハラペーニョは唐辛子の中でも辛みの強いものの1つだが、独特の風味も豊かで、メキシコ料理にはよく使われる。
  • 糸切り唐辛子は唐辛子を糸状にカットしたもので、韓国料理のトッピングなどに使われる。
植物

植物

ナス科の多年草(温帯では一年草)。中南米原産だが、気候に対する順応性が高く、熱帯から温帯まで広い地域で生育する。
唐辛子(チリ)は交配して変種ができやすくレッドペパーのほかにもさまざまな品種があり、色も赤以外に、黄、橙、紫、緑などさまざま。
また辛みがなく野菜として利用しているピーマン(カラーピーマンも)やししとう、パプリカも同じナス科の仲間。

料理

料理

  • その使用の度合いに違いはあるが、レッドペパーを使った料理はどの国にも必ずあるといってよいほど。ただフランス料理だけはほとんど使わないというところは興味深い。
  • また、チリソース、豆板醤、コチュジャン、ゆずこしょう等々、レッドペパーをベースにした調味ソースやペーストも多く見られる。
  • 丸ごとではそれほど辛くないが、切れめを入れると辛みが強くなり、とくに辛いのは中のワタの部分。
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