シナモン

概要

ほのかな甘みを感じさせる独特の香りとわずかに舌に残る辛みをもつシナモンは、世界でももっとも古くから知られているスパイス。紀元前2000年以上前にエジプトからシナモンを求めて航海に出たという記録もあります。

メモ

• 厳密にいうと、日本で古来ニッキとして使われてきたものは、シナモンとは別の種類の木で、香味も若干異なる。
• パウダーのシナモンと砂糖を混ぜたシナモンシュガーは世界的に良く知られており、日本でも紅茶やお菓子に使われる。

植物

クスノキ科クスノキ属の熱帯性常緑樹の、中でも芳香性にすぐれた樹皮を乾燥させたもの。スパイスに利用される常緑樹は数種類あり、代表的なものがセイロンシナモンとカシア。
日本の関東以西でみかける「楠」も同じ仲間だが、芳香は弱い。

料理

• 甘みを引き立てる香りなので、菓子に使われることも多く、アップルパイには欠かせない。ほかにもさつまいも、かぼちゃにもよく合う。
• ホールのものはシナモンスティックとも呼ばれ、ミルクティーに入れる「シナモンティー」など。
• シナモンパウダー、もしくはシナモンシュガーを紅茶やコーヒー、プレーンヨーグルトに。「シナモントースト」、また「フレンチトースト」にもシナモンは付きもの。
• 料理にシナモンを使うことが多いのは、どちらかというとインドや中近東地域。