魚の生臭みを消し、また肉ともよく合う、西洋料理には欠かせないスパイスの1つ。さわやかな香り、ほろ苦さ、辛みが特徴です。利用の歴史も古く、紀元前700年代のバビロニアの園芸書にはその栽培法が紹介されています。また、古代ギリシャでは、このスパイスが「勇気」の象徴とされていました。
シソ科の多年草。シソ科の植物は芳香をもつものが多く、シソ科のスパイスの仲間も多い。
花をつけ始めたころに先端部分を数cm切り取って、葉、茎、花ともに陰干しにする。
地中海沿岸が原産地で、今でも南欧では多く自生している。和名はたちじゃこう草。