馬告(マーガオ)は、台湾の原住民である「泰雅(タイヤル)族が、古くから愛用してきたスパイスで、別名「山胡椒」「木姜」、中国では「山蒼樹」、日本では「アオモジ」と呼ばれています。実の部分を利用し、コショーと花椒を掛け合わせたような見た目で、レモンのような爽やかな柑橘系の香り、ほのかな辛み・渋みが特徴です。
日本で「山胡椒」と呼ばれる植物はヤマコウバシといい、馬告(マーガオ)とは別品種です。
クスノキ科ハマビワ属の落葉小高木。
学名はLindera glauca(Siebold&Zucc.)Blume
植物自体は中国、日本、東南アジアなども原産とされている。主産地は中国湖南省、四川省、台湾等の海抜600~1700mの山林部。
3〜5mほどの高さに成長し、4〜6月に花を咲かせた後、実が熟したら収穫。鮮やかな緑色の実を天然乾燥させて黒い実にしたものがスパイスとして利用される。