スパイス何でもQ&A

製品について

洋風パウダースパイスとホールスパイスの違いは?

コショー(ホール) コショー(パウダー)

洋風パウダースパイスとホールスパイスは、ともに同じ原料からできています。洋風パウダースパイスは、使いやすさを考えて粉末状に精製されたものであり、ホールスパイスは、より本格的な料理づくりを目ざす方に、生(き)の香りを楽しんでいただけるよう製品化されたものです。料理やお好みによって、使いわけていただけます。

コショーにはなぜ目の細かいものと目の粗いものとがあるのですか?

コショーの品質において、粒度の大きさも重要なポイントのひとつとなります。コショーの目があまり細かすぎるとケーキング(固まること)をおこしやすく、また逆に、目が粗すぎると、お料理の仕上がりの見た目にも舌ざわりにもよくありません。たとえばコショーは、すばやい香りだちと、お料理の見た目、使いやすさを考え、細かい粒子状態にしています。また、あらびきコショーは、より強い香りと使いやすさを考え、粗目の粒子状態にして微粉をのぞいています。

こしょうの賞味期限はどのくらいですか。開封したらどのくらいもつのですか。また、保存の方法を教えてください。

こしょうの賞味期間は、ホール(粒)で3年、パウダー(粉末)やあらびきのものは2〜3年となっています。パウダーは粉砕しているため、香りがホールのものよりとびやすいことを考慮してホールと同じか短く設定しています。またびん入りと詰め替え用の袋入りとでは、びんのほうが保存性がよいことから賞味期間は長くなっています。とはいっても、こしょうは賞味期限を過ぎてもじゅうぶん使えますし、開封しても保存や使い方に気をつければ長期間使えます。
ただ、やはり古くなると香りが弱くなるので、その場合は量を多めに使ってください。またホールのものは、フライパンなどで軽く煎ると香りがたつようになります。保存についてはホール、パウダーとも直射日光が当たらない、調理の熱や湿気の影響が少ない場所で、ふたをしっかり閉めておいてください。使用の際には、粉末のものは湯気の立っている鍋などに直接ふり入れないで、手のひらや玉杓子などにとってから鍋に入れるようにするといったことも心がけたいことです。
ところで、湿気の多い日本の気候ではペパーミルなども、グラインダーのハガネの部分にさびが出たりすることがありますので、湿気の少ないところにおくようにし、こしょう粒は一度にたくさん入れずにつぎ足しながら使ったほうがよいでしょう。

ホワイトペパーのほうが、ブラックペパーよりも高いのはなぜですか?

ホワイトペパーもブラックペパーも同じ樹からとれます。ブラックペパーは、緑色の実が黄ばんだころに摘み取って乾燥したものです。ホワイトペパーは、実が赤く熟したら摘み取り、かごや麻袋に入れて、水に10日間ほど浸して皮を柔らげたのち、外皮をはぎとって白くします。赤く熟したものは、ホワイトペパーにした時に、若干黒みがかることもあるので、産地によっては、赤く熟す前のものを収穫し、白胡椒にしています。そしてここで、天日乾燥します。このように、ホワイトペパーのほうが、ブラックペパーより手間がかかるために価格が高くなっているのです。

七味唐がらしには、どういうものが入っていますか?

ハウスの17g七味唐がらしの場合、原料は唐がらしのうちでも“鷹の爪種”という品種の唐がらしに加え、山椒、陳皮(乾燥させたみかんの皮の粉末)、麻の実、けしの実、ごま、青さ粉。これら七種のスパイスの味、香り、辛みなどバランスよくブレンド(調合)してあります。辛みは主として唐がらしで、その他のスパイスは風味づけとなります。

ローリエとベイリーブスとは違うのでしょうか?

ローレルの葉

どちらも月桂樹のことです。ローリエはフランス語、ベイリーブスは英語ですが、スペイン語ではローレルといいます。

ローリエには、緑色の葉と茶色の葉がありますが、品種がちがうのでしょうか?

ローリエも他のスパイスと同様に天産物ですので、収穫しはじめと終わりで、違いがありますし、クロップ(収穫場所)による違いもあります。また、同じローリエでも細かい品種(バラエティー)の違いもあるのが事実です。そして、最近では、よりよい品質を保つために、従来の陰干しから、短時間の熱風乾燥で品質保持をするという、乾燥方法による違いも出てきています。いづれにしても、よりよいローリエを選ぶポイントとして、きちんとした形を保っているもの、色つやのよいものを選んでください。

サフランが高いのはなぜですか?

サフランの花

サフランは、クロッカスに似た花のめしべを乾燥させたものです。一つの花には3本のめしべしかなく、仮に1gのサフランをとるとして、200個ものサフランの花が必要です。そのうえ、めしべを摘むのはすべて手作業です。加えて品質のよいサフランの産地はスペインと限られているために、たいへん高価なわけです。スパイスのうちで最も高価なものといってよいでしょう。

カレー粉もスパイスなのでしょうか?

カレーパウダー

カレー粉は、カレーという樹からとれるスパイスだと思っている方もありますが、じつは数多くのスパイスをブレンド(調合)したものです。ブレンドするスパイスの種類はメーカーにより異なりますが、多くて数十種、少ないもので十数種です。ブレンドするスパイスの種類や量により、風味が異なります。

からしはからし菜と関係あるのか

からしはからし菜の種子を乾燥させたものです。種子はからし粉に、茎、葉は漬け物、煮物、おひたし等に使います。

洋からしと和からしの違いは

洋からしとはイエローマスタード,和からしとはオリエンタルマスタードのことを言います。イエローマスタードの種は穏やかな辛味であるのに対し、オリエンタルマスタードの種は非常に強い辛味を持っています。
【下記は参考】
からしには、大きくわけてオリエンタルマスタードと、イエローマスタードの2種類があります。かつて国産原料でからし種をまかなっていたころは、辛味の強いオリエンタルマスタードの種(いわゆる和からし)を使用していました。その後、欧米から辛味の穏やかなイエローマスタードが渡来し、区別する為に古来のからしを「和からし」と、欧米のからしを「洋からし」と呼ぶようになりました。
なお、辛味が強いものを「和からし」、穏やかな辛さのものを「洋からし」と用途で分けて呼ぶこともあります。

わさびやからしで鼻がツーンと痛くなるのは

わさびやからしの辛味の主成分である、アリルイソチオシアネートの為です。アリルイソチオシアネートは非常に揮発性と辛味が強いので、食べるときに目や鼻を刺激します。

わさびの辛味成分は

アリルイソチオシアネート(シニグリンが、加水分解されて生じる
辛味成分)で、シャープに鼻にツーンとくる香りと辛味です。
又、辛味は後に残りません。からしも同じ成分です。

一味と七味はどっちが辛いか

七味唐辛子には、唐辛子以外に辛味のないものも含まれています。
一味は唐辛子だけですので、七味よりも辛味が強いです。

ハーブはどのようなものか

ハーブの定義にはいろいろありますが、主に温暖な地方に生育し人々の暮らしに役立つ「香りのある植物の総称」のことを言います。

パプリカとピーマンは一緒か

パプリカとピーマンはナス科トウガラシ属に属し、どちらもトウガラシの一栽培品種です。中型種のピーマンに対し、パプリカは肉厚の大型種で、辛味が無く甘い品種です。赤く完熟した実を収穫して干しながら熟成させてから乾燥させ、その果皮だけを粉末状にします。甘酸っぱい香りとほろ苦みがあります。

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