スパイスマスターのワンポイントレッスン ローリエ

カレーを煮込むとき使うおなじみのスパイス、ローリエ。実はフランス語、スペイン語ではローレル、英語ではベイリーフ、日本語では月桂樹と呼ばれ、清涼感のある芳香が特徴 です。でも活躍の場はカレーだけではありません。洋風の煮込み料理全般に使える、最も役に立つスパイスのひとつです。今回はローリエの使い方について探ってみましょう!

「ローリエ」は女神の化身?

すがすがしい香りが魅力のローリエ。ギリシャ神話によると、太陽の神アポロに片思いされた美しい妖精「ダフネ」が彼を嫌い逃げ回っていたのを神々が哀れんで、彼女をローリエの木にしたとのことです。美しい女神の香りと思うと思わず納得してしまいます。また古代ギリシャやローマでは、ローリエの葉や小枝で作った冠を戦いの勝利者にかぶせる習慣が現在のオリンピックの優勝者にも引き継がれているのではないでしょうか!

松岡幹夫

スパイスマスターアドバイス

「ローリエ」の香りの効果とは?

 若葉を乾燥させたローリエは、すがすがしい芳香と若干の苦味感に特徴があります。単に香りづけだけではなく、肉や魚などの臭みを消す効果もあるため洋風の煮込み料理には欠かせません。フランス料理でよく使われるブーケガルニには不可欠のスパイスです。ブーケガルニとは「ブーケ=束」「ガルニ=香草」の意味を持っています。市販のローリエにはホール(原形)とパウダーとがありますが、パウダーのほうが苦味を強く感じるので、料理によって使い分けてください。

 

ローリエを使ってみよう

定番!煮込み料理に

写真:煮込み料理

煮込み料理にローリエを使う際は、葉を折ると香りが良く出ます。ただし、長く煮過ぎると苦味がでてしまうので、煮込んだ後は必ず取り出しましょう。野菜のスープには葉を折らずにタイムと合わせて使うと香りがマイルドになりますよ。

手作りミートソースに

写真:手作りミートソース

挽き肉を炒める際、ローリエの葉を1枚入れると挽き肉の臭みを消すことができます。炒め終わったら取り出してください。ミートソース作りなどにどうぞ!

簡単ピクルス

写真:ピクルス

ローリエで簡単にピクルスができます。漬け汁(お酢、水、砂糖、塩)にローリエを入れて一煮立ちし、野菜を漬け込みます。

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