スパイスマスターのワンポイントレッスン クミン

クミンはセリ科のスパイスで、香りをかぐと、カレーの香りがするといわれるくらい、カレー粉を構成する主要なスパイスです。インドだけでなく、モロッコなどの北アフリカ、中近東、スペインなどのヨーロッパ、メキシコなどいろいろな国で使われています。

ミイラの保存にも使われていたクミン

紀元前4000年頃、古代エジプトでは、王侯貴族のミイラを作る際に、スパイスのアニス、クミン、マジョラムなどが用いられていたという記録が残っています。のちにシナモン、カシアがエジプトに入ってくると、これらが主に使われるようになりました。ミイラ作りにスパイスが使われたのは、スパイスの持つ防腐、殺菌効果を利用するということだけでなく、神となって天に昇った死者への魂の願いを、香りによって伝えるという宗教的な意味合いもあったようです。

飯沼 敬子

スパイスマスターアドバイス

クミンのホールをスタータースパイスとして使う

クミン(ホール)は、インド料理で、料理のはじめに油に入れてスパイスの香りを移して使う代表的なスパイスのひとつ。フライパンに油を弱火で熱し、試しにクミンを2〜3個入れてみて、シュワっと泡が出るぐらいがちょうど良いタイミング。その後、材料を加えていきます。火が強すぎてもクミンがこげてしまうし、油が冷たくても湿気た状態になってしまいます。このテクニックを覚えておくと、野菜炒めなどにも応用できます。スパイスの香りを上手に使うことによって、出来上がりの料理の塩分が少し控えめでも、おいしくいただけます。

 

クミンを使ってみよう

にんじんの炒め物にクミン

にんじんの炒め物にクミン

せん切りのにんじんを炒め、クミンのパウダーを振って、塩としょうゆで味付けをします。ホールのクミンを使う場合は、熱した油にクミンを入れてから、にんじんを炒めます。にんじんとクミンはとても相性がよいので、にんじんのサラダ、ポタージュなどにも入れてみて下さい。

チーズトーストにクミン

チーズトーストにクミン

チーズにクミンはとても合います。オランダなどでもクミン入りチーズが売られたりしています。それをチーズトーストに活用してみましょう。食パンにスライスチーズをのせて、クミンのパウダーを振ってトーストするだけ。朝食などにどうぞ。

カレーにクミンライス

カレーにクミンライス

カレーに合うごはんとしておすすめなのが、クミンライス。フライパンにサラダ油を弱火で熱し、クミンのホールを入れて加熱します。炊飯器にといだ米と水を入れ、油ごとクミンを入れて炊きます。米2カップに対して、サラダ油大さじ1、クミン(ホール)小さじ1が目安。

PAGE TOP